日本からの台湾へ飛行機で行く場合には、「桃園国際空港」か「台北松山空港」のどちらかに着く便で行く方が多いと思います。
台北松山空港は台北市内から近いので移動手段もかなり簡単です。
一方で桃園空港は少し市内から離れているため、移動手段の選択肢がいくつかあります。
そんな台湾旅行の第一歩である桃園国際空港から台北市内へのアクセス。
今回は、桃園空港から市内にスムーズに移動するための主な交通手段について詳しく解説します。
それぞれの特徴やメリット、利用時の注意点を押さえ、最適な移動方法を選んでください。
桃園空港-台北市内の移動手段4選!
では早速桃園国際空港から台北市内の移動手段を4つご紹介いたします。
1. MRT(桃園メトロ)
桃園空港から台北市内への最も便利で速い選択肢が「MRT(桃園メトロ)」です。近代的な交通インフラとして地元の人々にも観光客にも利用されています。
移動時間と料金
・快速列車:第1ターミナル-台北駅間を約35分で移動可能。
・普通列車:約50分で到着します。
・料金:160元(約700円)
MRTを使うメリット
・渋滞がない:時間に正確でスケジュールが組みやすい。
・快適な車内:清潔感があり、車内案内もわかりやすい。
・MRT公式HPの日本語対応:路線図や料金表、始発・終電時間も簡単に確認可能。
MRTを使う注意点
・必ず座れるわけではありません。混雑時は立つ可能性も。
・大きな荷物を持つ場合は、車両内での移動に注意が必要です。
空港内MRT乗り場
・第一ターミナル:B1階「美食広場」の南側エスカレーターで「A12空港第一ターミナル駅」へ。
・第二ターミナル:B2階「美食広場」脇の通路から「A13空港第二ターミナル駅」へ。
2. 高速バス(1819番)
ゆったり座って街中の景色を楽しみたい方には高速バスが最適です。リーズナブルな料金で快適に移動できます。
高速バスの移動時間と料金
・移動時間:約50分(交通状況により変動あり)。
・料金:現金で135元(約600円)。
メリット
・必ず座れる:大きな荷物も安心して預けられます。
・景色を楽しめる:車窓から台湾の風景をゆっくり堪能。
・荷物預けの簡便さ:乗車時に車掌に預け、降車時に整理番号で受け取る仕組み。
注意点
・渋滞リスク:交通状態によっては到着時間が遅れる可能性があります。
空港高速バス乗り場・チケット購入場所
・第一ターミナル:入国エリアB1階バス乗り場。
・第二ターミナル:1階入国ロビー東側通路から乗車。
3. タクシー
夜間到着や深夜便で他の交通手段が利用できない場合、タクシーが便利です。快適かつ直行便で、荷物が多い場合も安心です。
移動時間と料金
・料金:台北市内まで約1200~1900元(約5,000~8,000円)。
・所要時間:約40~60分(交通状況により変動)。
メリット
・ドアツードアの移動:目的地まで直接行けて快適。
・安心の料金案内:乗り場のカウンターで事前に料金確認可能。
注意点
空港の非公式タクシーに注意:B1階などに客引きがいる場合がありますが、トラブル防止のため公式カウンターで手配するのがおすすめ。
空港内タクシー乗り場
・第一ターミナル:到着フロア(入国ロビー)。
・第二ターミナル:到着フロア(入国ロビー)。
4. 配車アプリ(Uberなど)
タクシーよりも安く、快適に移動したい方には配車アプリがおすすめです。事前にアプリを登録しておけば、現地での支払いもスムーズです。
移動時間と料金
・料金:台北市内まで約1000~1300元(約4,400~5,600円)。
・所要時間:40~60分程度。
メリット
・料金の事前確認が可能:アプリ内でルートと料金を確認できます。
・支払いが簡単:クレジットカードや電子決済でスムーズに支払い。
注意点
・インターネット環境が必要:空港到着後すぐに通信ができるように、事前にWi-FiルーターやSIMカードを準備しておくのがおすすめ。
・ドライバーとの合流:乗車場所を正確に指定し、簡単な英語やアプリのチャット機能を使って連絡を取るとスムーズ。
台湾の公共交通機関は整備されており、初めての旅行者でも利用しやすいシステムです。自分に合った移動手段を選んで、快適な台湾旅行のスタートを切りましょう!
台湾旅行のスタート!両替は現地でお得に
台湾旅行に出発する際、日本の空港で事前に両替していくと損をすることをご存知ですか?
台湾で両替する方がレートが良く、台湾元をお得に手に入れることができます。
桃園国際空港到着後に利用できる両替方法について詳しくご紹介します。
日本での両替は損!台湾で両替が賢明
日本国内の銀行や空港で両替をすると、レートが悪く、手数料も高めに設定されていることが一般的です。台湾旅行では、到着後に現地で両替するのが賢い選択。特に、桃園国際空港内での両替は非常に便利で安心です。
桃園空港での両替ポイント
桃園空港内には、到着後すぐに両替ができる複数の銀行カウンターが設置されています。空港到着時の状況に応じて、適切なタイミングで両替を行うとスムーズです。
1. 入国審査前の両替カウンター
飛行機から降りた後、入国審査に進む前にも銀行カウンターが設置されています。この場所では、すぐに台湾元を手に入れることができますが、注意点もあります。
・メリット:到着直後に両替できるため、緊急で現地通貨が必要な場合に便利。
・デメリット:到着便が集中している時間帯は非常に混み合うことが多く、時間がかかる可能性があります。
急ぎでなければ、入国審査を済ませた後の両替をおすすめします。
2. 入国審査後の両替カウンター
入国審査を終えた後も、空港内には銀行カウンターが設置されているため安心です。以下の銀行が利用可能です。
・兆豐國際商業銀行(Mega Bank)
見つけやすい場所にあり、丁寧な対応が特徴的です。
・臺灣銀行(Bank of Taiwan)
赤い看板が目印で、観光客にも利用される定番の銀行です。
待ち時間は入国審査前と比較して短くなることが多いです。
上記以外にも両替所がありますが、深夜・早朝などは閉まっている両替所がほとんどです24時間営業の両替所はごく一部です。
桃園空港で台湾SIMカードを購入する際の必要な準備とポイント
桃園空港でSIMカードを購入する際の情報をご紹介いたします。
現地でプリペイドSIMカードを購入する予定の方はチェックしてみて下さい。
SIMカード購入に必要なもの
・パスポート
SIMカード購入時に身分証明として提示が求められます。コピーではなく、必ず原本を持参してください。
また、外国からの旅行者であることを証明する必要があり、以下のいずれかを準備してください。
・入境スタンプ:パスポート内の、台湾入国時に押されたスタンプのページを提示。
・搭乗券(ボーディングパス):台湾行きのフライト情報が記載された航空券の紙または電子版。
空港で購入する際には持っていると思いますので、特に問題ないと思います。
実際に手続きする際はパスポートとスタンプで行けましたが、一応両方手元に用意しておくのがスムーズでしょう。
空港でのSIMカード購入手続き
桃園空港内には、SIMカードを取り扱う通信会社のカウンターが複数あり、到着後すぐに契約手続きを行うことができます。
基本的な購入時の流れを以下にまとめました。
・通信会社の選択
台湾の主要通信会社(例:中華電信、遠傳電信、台湾大哥大など)がカウンターを構えています。
それぞれプラン内容や料金に違いがあるため、以下のポイントを比較して選んでみましょう。
・データ通信容量
・使用期間(例:1日、3日、7日、30日プランなど)
・通話機能の有無
・プランの選定
短期旅行なら、データ通信無制限のプランが人気です。
また、通話も利用する場合は、通話付きプランがおすすめです。スタッフに旅程や利用目的を伝えると、適切なプランを提案してくれます。
・必要書類の提示
先程ご紹介したパスポートと入境スタンプまたは搭乗券を提示します。書類が揃っていない場合、購入できないことがあるため注意が必要です。
・SIMカードの挿入と動作確認
購入後、スタッフがスマートフォンにSIMカードを挿入し、通信や通話が問題なく利用できるか確認してくれます。
買う場所を決めて必要書類を出せば、現地到着後すぐに快適なインターネット環境を手に入れることが可能です。
eSIM対応スマホを持っている方はTRAVeSIMという選択肢も
eSIM対応スマホを持っている人は、日本で事前にTRAVeSIM(トラベシム)を購入して設定しておけば、台湾空港に到着した時点でインターネットの利用が可能です。台湾旅行が決まったら通信手段をどうするかも検討しましょう!