イングランドは、訪れる人々を魅了するさまざまなアクティビティが豊富な旅行先です。
イングランドを訪れる際にまずはロンドンやマンチェスター、リバプールなど、芸術や文化、そして歴史的遺産が色濃く残る大都市から旅を始めることをおすすめします。これらの都市は、過去の歴史を大切にしながらも、新しい時代に向けて着実に進化を遂げています。古い建築物が再開発され、近代的な施設やエリアへと生まれ変わる様子は、伝統と革新が見事に融合するイングランドの特徴を象徴しています。博物館やギャラリーでは、あらゆる年齢層が楽しめるインタラクティブな展示が増えておりエンターテインメント性の高い体験ができるようになっているので行ってみてください。
自然も楽しめるイングランド旅行
都会を抜け出して地方に足を伸ばせば、自然愛好家にとっての楽園が広がっています。湖水地方やコッツウォルズ、コーンウォールなどでは、緑豊かな風景や透明な水が美しい海岸線を満喫することができます。これらのエリアは、ハイキングやサイクリング、ウォータースポーツなどのアウトドアアクティビティを楽しむのに最適です。自然の中で過ごす時間は、都会の喧騒から離れ、心と体をリフレッシュさせてくれるでしょう。
本場のスポーツを観戦してみよう
また、イングランドを語る上で外せないのがスポーツの存在です。特にサッカーはこの国の文化に深く根付いており、地元のスタジアムで熱狂的なファンと一緒に試合観戦を楽しむのは、忘れられない思い出となるはずです。プレミアリーグの試合を観戦するだけでなく、自らスポーツに参加するアクティビティも充実しており、ゴルフやテニス、ウォータースポーツ、さらには伝統的なクリケットを体験する機会もあります。
2025年1月よりイングランドを含むイギリスに入国する際には、ETAが必要となっておりますのでご注意ください。
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今回はそんなイングランド旅行で気になる気候・都市・通信などの情報を徹底解説いたします!
イングランド旅行で気になる季節と気候をご紹介!
イングランドの気候は温暖な海洋性気候で、四季を通じて比較的穏やかな気温が特徴です。
ただし、天気が変わりやすいため、旅行する際には季節ごとの特徴を理解し、適切な服装を準備することが大切です。以下、季節ごとの気候と旅行の際の服装について詳しくご紹介します。
イングランドの春(3月〜5月)
・気候の特徴
春は寒さが和らぎ、日中は暖かい日も増えますが、朝晩はまだ冷え込むことがあります。
平均気温は8〜15℃程度です。3月は冬の寒さが残る日もあり、4月以降になると緑が鮮やかになり、桜や花々が咲き始める季節です。雨が降る日もあるため、備えが必要です。
・おすすめの服装:
軽めのコートやジャケット、セーターを持参すると便利です。重ね着を基本にして、気温の変化に対応できるようにしましょう。また、小雨が降ることが多いので、折りたたみ傘や防水のジャケットも役立ちます。
夏(6月〜8月)
・気候の特徴
夏は最も暖かい季節ですが、イングランドの夏は日本に比べて湿度が低く、比較的過ごしやすいのが特徴です。平均気温は15〜25℃程度で、猛暑になることはほとんどありません。ただし、朝晩は涼しく感じることもあります。突然の雨が降ることもありますが、晴れの日が続くことも多いです。
・おすすめの服装:
半袖シャツや軽めの長袖シャツ、薄手のカーディガンやパーカーなどを用意しましょう。夜間や天気の悪い日には肌寒く感じることがあるので、薄手のジャケットも持っていくと安心です。日差しが強い場合もあるため、サングラスや帽子も役立ちます。
秋(9月〜11月)
気候の特徴
秋は気温が徐々に下がり、9月はまだ暖かい日があるものの、10月以降は本格的に肌寒くなります。平均気温は10〜18℃程度で、落ち葉が彩り豊かな景色を作り出します。雨が多くなる傾向があるため、防寒対策とともに雨対策も必要です。
おすすめの服装
ジャケットやコート、セーターが活躍する季節です。レイヤードスタイルで気温に応じて調節できるようにしましょう。防水の靴やレインコートも持参すると便利です。
冬(12月〜2月)
・気候の特徴:
冬は比較的寒くなりますが、イングランドの冬は日本の冬よりも厳しくないことが多く、平均気温は2〜8℃程度です。雪が降ることは稀で、主に雨の日が多いのが特徴です。ただし、風が強い日もあるため、体感温度はさらに低く感じる場合があります。
おすすめの服装:
暖かいコート、セーター、厚手のスカーフや手袋など、防寒具をしっかり準備しましょう。防水性のあるブーツやジャケットが雨風を防ぐのに役立ちます。また、ヒートテックやインナーウェアを活用すると快適に過ごせます。
イングランド旅行でいくべき都市と人気の観光スポット
イングランド旅行で訪れるべき人気の都市をご紹介します。それぞれの都市はそれぞれ異なる魅力を持ち、歴史、文化、観光スポットが満載です。
以下に、特に人気の都市のロンドン、マンチェスター、バースの観光情報をお届けします。
1. ロンドン (London)
ロンドンはイングランドの首都で、世界的に知られる文化・歴史の中心地です。政治、経済、エンターテイメントの拠点であり、観光客にとって必見の観光地が集まっています。
街は歴史的な建物と現代的な建築が融合しており、訪れるたびに新たな魅力を発見できます。
人気の観光スポット
・ビッグ・ベンと国会議事堂
ロンドンの象徴とも言える時計塔(ビッグ・ベン)と、ゴシック様式の国会議事堂は、テムズ川沿いに立つ壮大な建物。特に昼間はその圧倒的な存在感を放ち、夜にはライトアップされてさらに美しいです。周辺は散歩に最適なエリアで、国会議事堂の広場やウェストミンスター寺院も近くにあります。
・大英博物館 (British Museum)
世界最大級の博物館で、エジプトのミイラや古代ギリシャの彫刻(パルテノン神殿の彫刻など)、ロゼッタストーンをはじめとする多くの貴重な歴史的遺産を無料で見ることができます。古代文明や文化に興味がある人には、必ず訪れるべきスポットです。
・ロンドン・アイ (London Eye)
ロンドン・アイは、テムズ川沿いに立つ世界最大級の観覧車で、ロンドン市街を一望できます。特に夜景が美しく、シティスカイラインを眺めながら過ごす時間は格別です。観覧車自体は大きなガラス張りのキャビンで、360度のパノラマビューを楽しめます。
ロンドンには、これ以外にも自然やアートのスポットが豊富です。ハイドパークでのピクニックや、タートル・ギャラリーでのアート鑑賞など、日常の喧騒から離れたリラックスできるエリアも多くあります。また、シアターやミュージカルも楽しむことができるので、芸術やエンターテイメント好きにはたまらない都市です。
2. マンチェスター (Manchester)
マンチェスターはイギリス北部に位置し、産業革命の中心地として発展した都市です。現在では、音楽、サッカー、ファッション、アートなど多様な文化が融合するエネルギッシュな街として、国内外の旅行者に人気です。古くからの歴史と現代的な革新が見事に調和しています。
人気の観光スポット
・マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォード・スタジアム
世界的に有名なサッカークラブ「マンチェスター・ユナイテッド」の本拠地であるオールド・トラッフォードは、サッカーファンにとって聖地です。スタジアムツアーでは、選手ロッカールームやピッチサイド、観客席からの眺めを体験することができ、試合観戦以外でも楽しめます。
・サイエンス・アンド・インダストリー博物館 (Science and Industry Museum)
マンチェスターの産業革命の歴史を学ぶことができる博物館。蒸気機関や初期の鉄道、繊維産業の展示など、マンチェスターの産業史に触れられます。また、インタラクティブな展示や実験も多く、大人から子供まで楽しめます。
・ノーザン・クォーター (Northern Quarter)
マンチェスターの最もアーティスティックなエリア。カフェ、ヴィンテージショップ、ストリートアートが並び、クリエイティブな雰囲気を楽しめます。アートギャラリーやライブハウスも多く、音楽やアートに興味がある人には絶好の場所です。
マンチェスターは、サッカーや音楽が好きな人だけでなく、ファッションやアートを楽しむ人にも非常に魅力的な都市です。カジュアルな街歩きや、地元のパブでの交流もおすすめです。
3. バース (Bath)
バースはイングランド南西部に位置する歴史的な温泉地で、古代ローマ時代から続く伝統的な温泉が有名です。ユネスコ世界遺産に登録されており、美しいジョージアン建築とローマ時代の遺跡が織りなす魅力的な街並みが特徴です。リラックスした雰囲気の中で歴史を感じることができます。
人気の観光スポット
・ローマン・バス (Roman Baths)
ローマ時代に建設された温泉施設の遺跡で、バースの象徴的な観光地です。温泉水が今も流れ、古代ローマの人々がどのように楽しんでいたのかを知ることができます。博物館も併設されており、出土した遺物や展示物も興味深いです。
・バース修道院 (Bath Abbey)
ゴシック様式の美しい大聖堂で、12世紀に創建されました。内部には壮麗なステンドグラスや精緻な彫刻が施されており、神聖な雰囲気の中で静かなひとときを過ごすことができます。修道院の塔に登れば、バースの街並みを一望できます。
・プルトニー橋 (Pulteney Bridge)
アヴォン川に架かる美しい橋で、両側にショップが並んでいます。この橋は、イングランドで最もフォトジェニックな橋の一つとして知られ、観光スポットとしても人気です。橋を渡るときの景色は、まるで絵画のような美しさです。
バースは、温泉地としても有名で、スパ施設やリラックスできるカフェも豊富です。観光の合間に温泉につかって疲れを癒すのも、この街ならではの楽しみです。
イングランドの治安と旅行者が気を付けるポイント
イングランドは観光地として非常に人気があり、世界中から多くの旅行者が訪れます。
基本的に治安は良好で、観光地も整備されており、旅行者にとって快適な環境が整っています。ただし、治安に関する注意点や旅行中に気を付けるべきポイントもいくつかあります。安全に楽しむためのアドバイスを以下にまとめました。
1. 一般的な治安状況
イングランドは比較的治安が良い国とされていますが、特に大都市(ロンドン、マンチェスター、リバプールなど)では、観光客をターゲットにした軽犯罪(スリや置き引き)が発生することがあります。旅行者としては、特に公共交通機関や混雑した観光地で警戒心を持つことが大切です。
・都市部の治安
ロンドンやマンチェスター、バーミンガムなどの都市では、治安は比較的安定していますが、一部のエリアでは治安が悪いとされる地域もあります。特に夜間は、繁華街や人通りが少ない道を避けるようにしましょう。
・地方都市
ロンドンなどの大都市に比べ、地方都市や田舎のエリアでは比較的安全です。これらの場所では、地元の人々との接触が多く、治安が良好です。
2. 観光地での注意点
観光地では、混雑した場所にスリや置き引きが多いため、常に周囲に注意を払いましょう。
・スリや置き引き
ロンドンの有名観光地(バッキンガム宮殿、ビッグ・ベン周辺、地下鉄など)では、スリが報告されています。財布や貴重品は目の届くところに置かず、バックパックやカバンは前に持つようにしましょう。
・公共交通機関
ロンドンの地下鉄やバスは観光に便利ですが、混雑している時間帯(朝夕のラッシュアワー)は特にスリに注意が必要です。財布やスマートフォンなどは手の届かない場所にしまうことをお勧めします。
3. 夜間の外出時の注意
夜間の外出は安全な場所を選び、特に人通りが少ない場所や暗い路地を避けるようにしましょう。
・夜間の一人歩き
夜遅くに歩くときは、人通りの多い明るい場所を選ぶようにしましょう。特にロンドンなどの大都市では、ナイトライフが盛んなため、酔っ払っている人や一部の危険なエリアに遭遇することもあります。
・タクシーやUberの利用
夜間の移動には公共交通機関よりもタクシーやUberの利用が安全です。事前にタクシーを呼んだり、アプリで安全に配車したりすると良いでしょう。
4. 飲食店やパブでの注意
イギリスではパブが観光の一環として楽しめる場所ですが、飲みすぎや食べ過ぎには注意が必要です。
・飲み物や食事の管理
パブやレストランでは、食事や飲み物を置きっぱなしにしないようにしましょう。特に混雑している場所では、自分の飲み物に注意を払って、知らない人から飲み物を受け取らないように気をつけましょう。
・飲酒マナー
イギリスではアルコールを飲む文化が根付いており、飲み過ぎに注意が必要です。公共の場で酔っ払っているとトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、程々に楽しみましょう。
5. 天候への対応
イングランドは比較的穏やかな気候ですが、天候が急変することがあります。
・天候
イギリスは雨が多い地域です。特に秋から冬にかけては、降水量が増えるため、傘やレインコートを持ち歩くと良いでしょう。また、風が強い日もあるので、軽いコートやジャケットを用意しておくと便利です。
・気温の変化
夏でも天気が急に変わることがあるので、温度調節ができる服装を選ぶことをおすすめします。レイヤードスタイル(重ね着)が有効です。